最終更新日:2025年4月10日
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『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(無印)』では、野生のメタル系モンスターのスカウト難易度が異常に高く、ゲームバランスを疑うレベルである。特に、メタルスライム系のスカウトは仕様的に非常に厳しく設定されており、プレイヤーの育成状況によってはほぼ不可能に近いのです。詳しく話していきます。
まず、野生のメタル系をスカウトするためには、攻撃力が最低でも500以上必要である。これはメタルスライムなどの最も弱いメタル系モンスターを相手にした場合の話であり、それでもスカウト率はわずか1%前後にとどまる。攻撃力500といえば、ラスボスを悠々と撃破できるほどの高い数値であり、序盤〜中盤ではまず到達不可能である。
▲ 攻撃力900越えモンスターは高ランクしかいない
さらに深刻なのは、メタル系の中でも最上位に位置するメタルキングのスカウト難易度である。メタルキングに対しては、攻撃力600以上が実質的な最低ラインとなっており、それ以下ではスカウト成功率は限りなく0%に近い。この600という数値は、単なる成長では到達しないことが多く、モンスターの能力値上昇限界自体が高くなければ話にならない。具体的には、攻撃力の上限値が900以上あるモンスターでなければ、600到達は困難である。
加えて、DQMJにおけるスカウトシステムの仕様として、通常であれば「テンションを上げて攻撃することでスカウト率が上がる」というルールがあるが、メタル系モンスターに限ってはこの仕様が完全に無効化されている。テンションを100(スーパーハイテンション)まで上げても、スカウト率はまったく上がらず、結局2〜4%程度にしかならない。これはテンションによるバフが乗らないというだけでなく、テンションのリスクと手間が完全に無駄になることを意味する。
▲ 野生のメタルキング唯一出現場所。マダムンガーデン
そのため、これらの野生メタル系モンスターを正攻法でスカウトしたい場合、1ターンに2回行動できるモンスターを3体用意し、それぞれが攻撃力600以上を持つように育成する必要がある。これはゲーム終盤でも非常に困難な条件であり、事実上スカウトによる入手を拒否している仕様と言っても過言ではない。メタルキングのような超希少モンスターは、配合など他の手段で入手する方が遥かに現実的である。そして「野生」というワードで囲ったように、他国マスターと呼ばれるフィールド上にいる別マスターが持っているメタル系、戦闘中、彼らのモンスターもスカウトできるのだが彼らのメタル系はこれらの攻撃力が適応されず、スカウトしづらいことは間違いないのだが攻撃力500以上ないと一切スカウト率が上がらないという鬼畜仕様は存在しない。彼らからのスカウトによりメタル系をスカウトするというのも現実的である。
このように、DQMJにおける野生メタル系モンスターのスカウトは、ゲーム全体の中でも最もハードルの高い行為の一つであり、初心者が挑戦するには非常に高い壁となっている。